「グリーンな五輪開催」は北京冬季五輪の重要な理念の一つだ。すべての会場でクリーンエネルギーを100%使用し給電することは、五輪の歴史における快挙だ。
科技日報の記者は、張北再生可能エネルギーフレキシブル直流送電網試験模範プロジェクト(以下「同プロジェクト」)の現場を訪れた。
張北は風力発電と太陽光発電の資源が非常に豊富で、古くから「風の故郷、光の海洋」と呼ばれてきた。開発条件が非常に優れており、規模は8500万kWにのぼる。国家計画内の大型再生可能エネルギー拠点だ。
国網冀北電力有限公司建設部の田生林主任は、「同プロジェクトは現地の新エネ外部輸送能力を大幅に高めた。同プロジェクトは毎年北京に約140億kWhのグリーン電力を送ることができ、北京市の約10分の1の電力消費量を賄う。北京冬季五輪の北京・延慶エリアの会場の電力の需要を直接満たす。また張家口エリアの冬季五輪会場では現地のグリーン電力が使用されるため、北京冬季五輪の会場は五輪史上初の100%グリーン電力使用の目標を達成する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月7日