中国の民間輸送空港、地級市の92%以上をカバー

中国の民間輸送空港、地級市の92%以上をカバー。

タグ:民間輸送空港

発信時間:2021-10-03 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

    9月16日12時19分頃、中国聯合航空のKN5799便が湖南省の郴州北湖空港に着陸した。これにより同空港は正式に運営を開始し、また1つ地級市が「航空時代」に入ったことになる。

 

 郴州北湖空港は郴州市内から20キロの場所にあり、周辺人口は2000万人に上り、湖南省南部や粤港澳大湾区などの人気観光ルートの重要な部分である。郴州市の梁成谷副市長は、「同空港は現地の二次元交通から三次元交通への歴史的飛躍を促し、交通完備、都市建設、文化観光経済の発展などに良い影響を与える」と述べた。

 

 民間輸送空港は民間航空業発展の基礎であり、近年、急速に発展している。民航局がこのほど発表したデータによると、中国国内の許可証を持つ輸送空港は241カ所で、2012年より58カ所増加した。民間輸送空港は地級市の92%以上をカバーし、航空サービスは全国人口の88%と経済規模の93%をカバーしている。

 

 民航局の董志毅副局長は、「現在、北京・天津・河北、長江デルタ、粤港澳、成都・重慶の4大空港群と国内10大国際航空ターミナル、29の地域ターミナルを中心とし、非ターミナルとジェネラルアビエーション空港が補う現代的な国家総合空港体系が確立している」と述べた。

 

 総合交通輸送体系の重要な部分として、民間輸送空港は小康社会の全面的な建設において独特な強みを発揮している。データによると、新設された58カ所の輸送航空のうち約50%が貧困脱却地区にあり、航空サービスは貧困地区人口の82.6%をカバーし、貧困地区の空港の旅客輸送量は2012年の約2800万人から2019年に7800万人に170%増加した。

 

 昨年12月、新疆于田空港が運営を開始し、于田・北京間の移動時間は5時間に短縮された。新疆、青海、内蒙古などに空港が建設されたことで、地方と省都の間の移動時間は4~18時間短縮された。

 

 董志毅氏は、「貧困脱却地区の空港は省都とを結ぶ便を毎日1本以上運営し、国際便が経由する地域のターミナル空港になっている。空港と航空便が増えることで、僻地の投資環境と交通条件が改善され、富裕化の道が開かれる」との見解を示した。

 

 航空輸送強国という目標について、民間航空関係者は、空港の計画建設と民間航空発展需要の間に協調性が欠け、全体計画の有効的な管理、計画実施の監督が行き届かないなどの問題が存在すると指摘する。

 

 これに関して、民航局が公布した『民航局の民間輸送空港全体計画の強化作業に関する指導意見』は、空港全体計画と国土空間計画、総合交通計画、都市化発展を合わせた構造を構築することを明確にした。全体目標は、2035年までに空港全体計画を各空港の持続可能な発展の重要指針にし、「四型空港」の高指標を普遍的形態にし、2050年に全面的な民間航空強国の基礎を固めることを掲げている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月3日

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