「95後」の3割が1日9時間以上勤務 ライブコマースが新興の職業に

「95後」の3割が1日9時間以上勤務 ライブコマースが新興の職業に。

タグ:新興 職業

発信時間:2021-10-03 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   Z世代はインターネット世代とも呼ばれ、1995~2009年に生まれた世代を指す。職場で、Z世代は創造力を生かして未来を築いているのだろうか。

 

 智聯招聘はこのほど、『Z世代の職場の現状と傾向調査研究報告』を発表し、Z世代の職場の現状、求職期待、職業の新し選択などの面から「職場のZ世代の姿」を明らかにし、組織管理の発展の新たな傾向を示した。

 

2000年代生まれの20.1%がインターネット業に従事

 

 科学技術の進歩と産業構造の反復により、インターネットは人気の業種になり、多くの若者を取り込んだ。智聯招聘の調査研究によると、Z世代の1995年以降生まれの14.7%と2000年代生まれの20.1%がIT・通信・電子・インターネット業に従事し、その割合は1995年以前に生まれた各年齢層を大幅に上回っている。(65年以降生まれは6.9%、75年以降生まれは8.6%、85年以降生まれは10.8%)。

 

 データによると、95年以降生まれの27.6%と2000年代生まれの30.8%が職業に対し、「理想を追求し、仕事を通した自己実現に期待」している。Z世代と比べると、75年以降生まれは35.5%、85年以降生まれは33.7%と、理想を追求する人の割合は高い。また、95年以降生まれの2.2%と2000年代生まれの3.4%が「常態的にサボって」いる。75年以降生まれと85年以降生まれのこの割合はわずか1.7%と1.8%だった。勤務時間を見ると、仕事はZ世代にとって生活の全てではなく、1日の勤務時間が9時間を超えるZ世代は3割程度で、95年以前生まれを下回った(65年以降生まれは37.9%、75年以降生まれは42.9%、85年以降生まれは37.5%)。

 

 業種別に見ると、Z世代のうち、インターネット業従事者は長時間労働の「過労グループ」である。加工・製造業従事者の44.8%と不動産・建築業従事者の44.1%は1日の勤務時間が9時間を超えている。Z世代のうち、勤務時間が9時間を超えるインターネット業、金融業従事者の割合は27%と36.5%となっている。

 

 「大変だが楽しい」インターネット業界はZ世代が最も就きたい職業で、95年以降生まれの24.8%と2000年代生まれの31.1%がこの職業に就きたいと考えている。

 

Z世代の7割超が新興の職業に興味あり

 

 2020年7月、人力資源社会保障部は「ライブコマース員」を新しい職種として認め、ライブコマースキャスターが職業の1つになった。智聯招聘の統計によると、Z世代の7割超がライブコマースなどの新興の職業を試してみたいと考えており、その割合は95年以前生まれを大きく上回る。65年以降生まれ、75年以降生まれ、85年以降生まれのこの割合は70%以下で、うち75年以降生まれはわずか48.2%である。

 

 新興の職業に興味を持つ理由として、Z世代の約65%が「収入が多く、待遇が良い」と答え、最も高い割合を占めた。文化・メディア・レジャー・スポーツ業従事者は新興の職業に最も興味を持ち、78.4%に達した。エネルギー・鉱物資源、加工・製造などの伝統業の従事者は新興の職業への興味が最も薄く、うちエネルギー・鉱物資源業に就くZ世代のこの割合はわずか57.4%だった。

 

 Z世代にはグルメを愛する美食愛好家、生活を記録する文芸青年が多くおり、95年以降生まれの16.3%と2000年代生まれの19%が動画配信者になりたいと答え、その割合はその他の職業を上回った。そのほか、95年以降生まれの13.8%と2000年代生まれの12.6%が「試食専門員」になりたいと答えた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月3日


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