中国が正式に太陽探査の時代に、その意義とは?

中国が正式に太陽探査の時代に、その意義とは?。国家航天局地球観測・データセンター主任、高分解能地球観測重大特別プロジェクトチーフデザイナーの趙堅氏は、「羲和号は中国の太陽探査ゼロのブレイクスルーを実現した…

タグ:太陽 爆発源 エリア 探査

発信時間:2021-10-15 11:06:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国は14日に太原衛星発射センターで「長征2号丁」ロケットを使い、1基目の太陽探査科学技術試験衛星「羲和号」を打ち上げた。


 同衛星は世界初の太陽Hα線光スペクトルイメージング探査を実現する。太陽爆発源エリアの高品質観測データの空白を補い、中国の太陽物理学の研究能力を高める。これは中国の宇宙科学探査及び衛星技術の発展に対して重要な意義を持ち、中国が正式に太陽探査の時代に入ったことを意味する。


 国家航天局地球観測・データセンター主任、高分解能地球観測重大特別プロジェクトチーフデザイナーの趙堅氏は、「羲和号は中国の太陽探査ゼロのブレイクスルーを実現した。これは中国が正式に太陽探査の時代に入ったことを意味する。中国の太陽探査の国際協力及び交流の新局面を切り開き、中国の太陽物理学研究の国際的な地位を大幅に上げる」と述べた。


 衛星は軌道上を運行中に、太陽フレアとコロナ質量放出の光球及び彩球の様子を観察し、太陽爆発源エリアの動的特徴と触発メカニズムを探る。同時に暗条の形成及び変化プロセスの彩球の様子を探査し、その太陽爆発との内在的な関連性を明らかにする。さらに太陽全表面のHα線ドップラー速度分布を調べ、太陽低層の大気動力学的プロセスを研究する。「太陽爆発の内側から表面までのエネルギー伝達の全プロセスの物理モデル」などの科学問題の解決に重要な支えを提供する。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月14日

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