中国政府がブルンジに提供したシノファーム製新型コロナワクチン50万回分が14日、同国の経済首都ブジュンブラの国際空港に到着した。新型コロナ感染症の発生以来、中国はブルンジに9回に渡り医療物資を寄贈するとともに、対口（たいこう・カウンターパート）支援方式による病院協力メカニズムを確立し、多様な形式の衛生協力を強化した。ブルンジのンディクマナ保健相は、中国がこれまで同国のコロナ対策に強力な支援を提供してきたことに感謝の意を述べた。世界保健機関（WHO）ブルンジ駐在のクレスピン代表は、「中国のシノファーム製ワクチンはすでにWHOで緊急使用が承認され、その安全性と有効性は広く認められている。中国はこれまで積極的に他国にワクチン支援を提供し、世界が団結してコロナに対抗するために積極的な貢献を行ってきた」と述べた。

　10月14日、中国が援助したワクチンがイラクに到着した。引渡し式に出席したイラク衛生部公衆衛生局のリヤド局長は、「今回のワクチンの到着は、イラクのワクチン接種レベルと能力を向上させた。中国は世界各国にワクチンを供給し、ワクチンの公平な分配を推進する上で重要な役割を果たしている」と述べた。

　中国政府がカンボジアに提供したシノバック製新型コロナワクチンが14日、プノンペン国際空港に到着した。カンボジア衛生部のヨサンバ国務秘書は、「中国のワクチンは非常に効果的な保護力を提供し、カンボジアの経済社会活動の回復に自信をもたらす」とし、「今回のワクチンは、カンボジアと中国の強固な友好関係を改めて証明した。カンボジアの高いワクチン接種率を考慮すると、ワクチン接種済みの外国人観光客に対して年内に国境を再開する自信がある」と述べた。カンボジア衛生部の最新データによると、カンボジアはすでに、二国間取引・COVAX・寄贈という3つのルートを通じて新型コロナワクチンを入手しており、その大部分は中国からの購入及び中国政府とシノバック・バイオテックから寄贈されたものだ。