「新たな発展理念の十全かつ正確で全面的な貫徹によるCO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラル活動の徹底に関する中共中央及び国務院の意見」(以下「同意見」)の単行本が8日より、全国で発売されている。同意見はCO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルの目標達成に向け「日程表」と「ロードマップ」を作った。これは中国が高品質発展を促進し、生態文明の建設を強化し、国のエネルギー安全を守り、人類運命共同体を構築するための重大な措置だ。
国連は年初、気候変動に関する過去最大規模の世論調査の結果を発表した。多くの回答者が、気候変動はすでに世界的な危機になっているとした。
共通認識がすでに形成されている。協力し試練に立ち向かおうとする国際社会の意欲と原動力も強まっている。当面の急務は約束を果たし、気候変動対応の実際の行動に出ることだ。
資金のサポートは、世界の気候変動問題への対応の鍵の一つだ。2009年にコペンハーゲンで開かれたCOP15において、先進国は2020年までの毎年に1000億ドル以上の資金を提供し、開発途上国の気候変動問題への対応に協力すると集団で約束した。ところが十数年が過ぎてもこの約束は果たされていない。
国連環境計画の最新の報告書によると、すでに世界の120以上の国と地域がカーボンニュートラルを約束している。中国は気候ガバナンスの行動派で、気候変動問題に積極的に対応し、自発的に国情と合致する国際的な責任を担っている。CO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルを経済・社会発展の全局面に組み入れ同時に推進している。
![]() |
![]() |
![]() |