中国がCO2削減の日程表を発表、気候ガバナンスの行動派に

中国がCO2削減の日程表を発表、気候ガバナンスの行動派に。

タグ:CO2削減

発信時間:2021-11-09 15:23:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国は過去10年で火力発電の1億2000万kW分の立ち遅れた設備容量を淘汰した。中国の過去15年のCO2排出強度は、2020年の気候行動目標を大幅に上回った。「中国の気候変動対応の政策と行動」白書(以下「同白書」)によると、中国の2020年のCO2排出強度は2005年より48.4%低下しており、2020年までに40−45%下げるという国際社会に約束した目標を上回った。CO2排出量を累計で約58億トン削減し、CO2排出の急増の流れをほぼ覆した。さらに中国は生態系のカーボンシンク能力の基礎固めと拡大に持続的に取り組み、森林資源の増加と人工造林面積が世界最大の国、世界の「緑を増やす」主力軍になっている。


 世界最大の開発途上国である中国は、CO2排出強度の世界最高の下げ幅を記録し、世界最短期間でCO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルを実現する。中国は重点分野及び重点業界の実施案を次々と発表し、サポート措置を打ち出し、「1+N」政策体系を構築する。気候変動に対応する行動を自主的に絶えず拡大し、2030年までのCO2排出ピークアウトの実現、2060年までのカーボンニュートラルの実現を目指す。


 気候変動問題への対応の良策は、多国間主義だ。中国は近年、気候変動対応の南南協力向けに累計で約11億元の資金を手配し、40カ国弱に省エネ・新エネ製品及び設備を寄贈し、関連諸国の気象衛星打ち上げに協力している。120の開発途上国で気候変動対応の1500人弱の当局者及び技術者を訓練し、気候変動南南協力の枠組み内でその他の開発途上国に力の及ぶ限りの援助とサポートを提供している。


 温室効果ガスの排出を削減し、パリ協定の実行を促すためには、朝令暮改ではなく持続的に取り組み、約束を破るのではなく守る必要がある。排出削減の実際の効果と温暖化抑制目標の間には依然として大きな開きがある。気候変動という全人類に共通する試練、世界の気候ガバナンスの未曾有の困難を前にする今、行動を強化し手を携えこれを直視するのが唯一の選択肢だ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月9日


<  1  2  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで