米国は15日、外国人留学生数に関する報告書の2021年版を発表した。それによると、2020−21年度の米国の大学の新規留学生数は前年度より46%減少し、在学中の留学生数は15%減少した。在学中の中国大陸部の留学生数は14.8%減少したが、31万7299人で米国の留学生数全体の35%を占め、依然として最大だった。15日付香港紙「南華早報」が伝えた。
米国の中国大陸部の留学生数は2020−21年度に過去20年で初めて減少した。報告書の統計データによると、米国における中国人留学生数は近年徐々に増加していたが、伸び率が大幅に下がり停滞していた。
また報告書によると、留学生の多く(54%)が例年と同様、米国でSTEM(科学、技術、工学、数学)を専攻している。しかし米前政権は中国人学生によるこれらの専攻を規制し、バイデン政権もこの規制を続けている。米国務省の学術プログラム担当者は15日、「米国は留学生を歓迎するが、国益も守らなければならない。影響を受ける中国人留学生は『ほんの一部』だ」と弁解した。米ジョージタウン大学は今年2月に発表した報告書の中で、この規制により毎年5000人以上の中国人学生がSTEMを専攻できなくなると見積もった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月16日