米国で今夏、新型コロナウイルスの感染が「デルタ株」によって再拡大し、10月になりようやく沈静化に向かった。ところが今や感謝祭による家族の再会を前にし、感染者が再び急増している。しかしホワイトハウス側は、最近の感染者急増により米国が短期間内に全土ロックダウンなどの措置を講じることはないと表明した。「中央社」が伝えた。
米連邦医療チームがミネソタ州の過負荷になっている複数の病院の支援に派遣された。ミシガン州はこれまでで最も深刻な感染者激増を迎えており、11月に入ってから1日あたり感染者が倍増している。ワクチン接種率が非常に高いニューイングランドでも感染者が急増している。バーモント州、メイン州、ニューハンプシャー州などの州が感染拡大の封じ込めに苦しんでいる。
全米の現在の感染者数は9月上旬のピークを大きく下回り、昨年の感謝祭を遥かに下回っているが、状況の悪化が続いている。30州以上で感染者が着実に増加しており、一部の深刻な地域では入院率も持続的に上がっている。
しかしホワイトハウスのコロナ対策調整官のジェフ・ザイエンツ氏は、最近の感染者急増を受け、一部の欧州諸国のように全土ロックダウンなどの措置を講じることはないと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月24日