北京冬季五輪選手村の建築面積は約33万平方メートルで、居住エリア、運行エリア、広場エリアの3大機能エリアに分かれている。開催期間中には54カ国・地域の、アイスホッケー、カーリング、フィギュアスケート、ショートトラック、スピードスケート、フリースタイルスキー、スノーボードの7競技に参加する1670人の冬季五輪選手と随行員を受け入れる。冬季パラリンピックの開催期間中には、20カ国・地域のアイスホッケー、車椅子カーリングに参加する534人の冬季パラリンピック選手と随行員を受け入れる。
北京市重大プロジェクト開催エリア会場建設所の宋嘉業副所長は、「北京冬季五輪(パラリンピック)選手村の宿泊施設は、『選手中心、持続可能な開発、開催費の節約』という3大理念を遵守する。選手及び随行員の命と健康に責任を負う態度により、感染対策の堅持を踏まえた上ですべての居住者にぬくもりのある家を提供し、冬季五輪の健康的な家を作る」と述べた。
北京市建築設計研究院有限公司の首席チーフ建築士、北京冬季五輪選手村チーフデザイナーの邵韋平氏は11日、「当社は居住サービス及び生活の需要をめぐり、冬季五輪バリアフリースムーズスマート管理プラットフォームとスマート端末・設備を開発した。居住者は携帯アプリもしくはタブレットにより室内の照明、空調、カーテンをスマートにコントロールできる。選手及び随行員は携帯電話によりレストランの利用状況をリアルタイムでチェックし、ピークをずらして食事し、待ち時間を減らすことができる。パラリンピック選手は選手村でバリアフリールートナビゲーションを行い、バリアフリー設備の使用状況を調べ、予約を入れられる」と述べた。
緊急サービスの効率と質を高めるため、同社はさらにスマートコール名札を研究開発した。ワンキーのコール、通話、プラットフォームの正確な測位を実現。選手村の現場のサービス担当者のため良好な意思疎通メカニズムを構築し、サービスの効率を高める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月12日