北京冬季五輪は経済高品質発展に力強い原動力とサポートを提供する。北京の昨年の経済成長率は8.5%で、北京地区のGDPは2015年の2兆5000億元から21年の4兆元に増加し、全国に先駆けて4兆元都市になった。かつて国家級貧困県だった崇礼は冬季五輪により、中国のスキーの都市、最大の高級スキー聖地になった。崇礼スキーリゾートは20年に、国家級リゾートに指定された。延慶は北京冬季五輪の3カ所の開催地の一つとなったことを契機に、特色文化・スポーツ・観光産業の発展に取り組み、国家全域観光モデルエリアの建設に成功した。16−20年の観光収入は累計323億元にのぼった。
冬季五輪経済は、中国のウィンタースポーツの力強い発展を後押しする。冬季五輪経済はウィンタースポーツの中国における普及と発展を促した。ウィンタースポーツは競技から全民の運動に、ニッチから大衆に、地域から全国に、冬季から通年に変わった。北京冬季五輪はウィンタースポーツの飛躍的な発展をけん引し、全民の運動の熱意をさらに掻き立てた。
冬季五輪経済は中国の氷雪産業の発展を後押しする。冬季五輪を契機とし、中国の氷雪産業が急成長している。会場・施設建設を基礎とし、氷雪競技・ショー、氷雪イベント、氷雪設備製造が急成長し、氷雪観光が新たな消費のブームとなった。21年の年初までに全国で654枚の標準的なスケートリンクが建設され、15年より317%増加した。屋内外の各種スキー場は15年より41%増の803カ所。氷雪観光業が急成長期に入っている。20−21年の冬季氷雪観光客数は延べ2億3000万人、氷雪観光収入は3900億元。25年までに中国のスポーツ産業の全体規模が5兆元弱にのぼり、うち氷雪産業の規模は1兆元を上回る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年2月5日