香港特別行政区政府商務・経済発展局は今月1日、新型コロナウイルス感染症の各種医療物資が、大陸部から段階的に当地区に届いており、そのうち、抗原検査キット1000万回分以上が市民に配布されたことを明らかにした。人民網が各社の報道をまとめて報じた。
同局によると、作業グループはこれまでに抗原検査キット約1800万回分以上を受け取り、全市民を対象に義務化している検査に使用する分を確保したうえで、1000万回分以上が関連当局を通じて各区の市民と指定のハイリスクグループ、特定のグループに配布された。
また、パルスオキシメーター約32万個もすでに届いており、患者が使用できるように、衛生署や医院管理局に全てを配給した。
さらに、N95マスクとKN95マスク3180万枚も届いており、主に全市民を対象に義務化している検査の際に使用される計画だ。約100万枚は第一線で活動している衛生署や紀律部隊の関係者に配布された。
中成薬(漢方生薬製剤)に関しては、間もなく到着する分を含めると、作業グループは中国政府が寄贈した新型コロナウイルス感染症の治療に用いる中成薬合わせて35万箱を受けとることになっている。
香港地区の600万人が1回目のワクチン接種済み
香港地区の統一されたワクチン接種計画を担当する公務員事務局の聶徳権局長は今月1日、ワクチン計画が実施されて1年を過ぎ、600万人が少なくとも1回の接種を済ませていることを明らかにした。
聶局長はSNSで、「最近、社会ではワクチン接種のニーズが目に見えて高まっており、政府は今後も、接種会場を増やすほか、接種能力を強化することに全力を傾ける」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年3月2日