北京冬季パラリンピック競技大会の「バリアフリー環境建設」に関するテーマ発表が6日開かれ、国際パラリンピック委員会(IPC)、北京冬季オリンピック組織委員会(BOCOG)、北京市障害者連合会の担当者らが、会場や施設のバリアフリー建設や、会場から市内への連続的なバリアフリー環境について説明した。
IPCのバリアフリーに詳しい専門家イリアナ・ロドリゲス氏は、これまでの冬季パラでは、アルペンスキー会場のバリアフリー化が往々にして最も困難であったのに対し、北京大会では称賛に値するものだったと評価。「混合取材エリアは今までで見てきた中で最もバリアフリー化されており、車いすを使っても非常に安心できる場所となっていた」と語った。
ロドリゲス氏は、冬季パラ開催のもう一つの重要なレガシーとして、ハード面のバリアフリー化に加えて、文化やコンセプトというソフト面のバリアフリー化を挙げ、「障害者が社会でより積極的に活躍できるようになった今大会が、次の冬季パラ開催地のベンチマークとなったことは間違いない」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月13日