中国疾病予防管理センター疫学首席専門家の呉尊友氏は25日、「オミクロン株流行の危害は依然として深刻で、新型コロナウイルス感染症はインフルエンザの親分ではない」と述べた。
呉氏によると、オミクロン株は感染が急拡大し、感染者が多いため、それによる全体的な死者や社会への危害・影響が減ることはない。関連諸国の2021年8月から10月と2021年11月から2022年1月という2つの時間帯の関連データを比較分析したところ、オミクロン株の流行中に死亡率が確かに低下しているが、それによる全体的な死者はデルタ株の流行中の死者を上回っているとの研究もあるという。
呉氏は、「中国の現在の感染状況については、短時間内の動的ゼロコロナに取り組むことが、最も経済的で最も効果的な感染対策だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年4月7日