世界保健機関(WHO)は14日、今月23日にWHO緊急委員会を開き、世界の多くの国で発生しているサル痘が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」であるかどうかを検討すると発表した。
WHOの最新データによると、これまでに39カ国からWHOに計1600例以上のサル痘感染例と1500例近くの感染疑い例の報告があり、その大多数が欧州である。39カ国のうち7カ国はサル痘が長年存在する国、32カ国が新たに流行した国となっている。
WHOは、サル痘の流行は西アフリカと中央アフリカ地区で多発しているが、多くの国で報告された感染例と感染疑い例は流行地区への渡航歴がなく、このような流行は正常でないとしている。現在、WHOはサル痘の世界警戒レベルを「中レベル」に指定している。
「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」は、WHOが発表できる世界最高レベルの公衆衛生事件である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月15日