河南真実生物科技有限公司は7日、新型コロナウイルス感染症の治療薬である「アズブジン」の価格は1瓶(35粒、1粒は1ミリグラム)あたり300元以内を予定していると発表した。
今年6月末現在で販売が認められている新型コロナウイルス感染症低分子薬は世界で2種類のみ。1つはメルクの「モルヌピラビル」で、もう1つはファイザーの「パキロビッド」。後者は今年2月に中国国家薬品監督管理局によって条件付きで輸入が認められた。その中国における販売価格は1パック(1回の治療)あたり2300元。
情報によると、アズブジンの条件付きでの登録から間もなく、真実生物は香港証券取引所に上場を申請した。目論見書によると、真実生物はすでに独立した第3者の北京協和にアズブジンの生産を委託した。アズブジンの商業化の準備に向け、すでに複数の中国トップの製薬メーカー(北京協和を含む)と戦略的協定に署名している。また真実生物は、建築面積が2万2262平方メートルの独自の生産能力を保有しており、アズブジンの年間の生産能力が約10億粒にのぼり、かつアズブジンを中国国家医療保険目録に入れるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月8日