米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は19日、米国の新型コロナウイルス感染対策状況について、米国はまだ「達すべき水準」に達していないと述べた。
米紙「ザ・ヒル」によると、ファウチ氏は同日、米シンクタンクの戦略国際問題研究所の関連イベントに出席した際に、「米国の感染症がどのように発展するかは、続出する新たな変異株への対応にかかっている」と述べた。
ファウチ氏はまた、「変化を続ける変異株への対応とそのための準備は、米国の行動にかかっている」と続けた。これは一つの問題を突いている。新型コロナウイルスが発生してから現在まで3年弱になるが、米国国内では必要な予防・抑制干渉措置について統一的な認識が形成されていない。現在も新型コロナワクチンの接種を受けた米国人は約67%に留まり、接種済みの人のうち追加接種を1回受けた人は半数のみだ。
ファウチ氏によると、米国では新型コロナウイルスによる死亡率が昨年より低下しているが、毎日数百人が死亡している。
米疾病予防管理センターの最新データによると、米国では過去7日間で1日平均約5万5000人の感染者と、360人の死亡者が出ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月21日