欧州のエネルギー危機、来年はより深刻に=米メディア

中国網日本語版  |  2022-10-24

欧州のエネルギー危機、来年はより深刻に=米メディア。

タグ:エネルギー危機

発信時間:2022-10-24 13:26:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 欧州の現在のエネルギー問題はすでに非常に深刻だが、この大陸のエネルギー危機は来春も終わらない見込みだ。米誌「フォーチュン」(電子版)が15日、伝えた。


 ロシアとウクライナの衝突はすでに8カ月続いているが、欧州はロシア産エネルギーの輸入停止に苦しんでいる。欧州は昨年、ロシアから価値にして990億ユーロのエネルギーを輸入し、欧州の約4割の天然ガスの需要と約3割の原油の需要を満たした。ロシア産エネルギーからの脱却を試みることで、欧州大陸全体のエネルギー危機が持続的に深刻化する(少なくとも短期的には)。例えば多くの地方の天然ガス価格が過去最高を記録し、公共事業費が倍増している。


 各国政府は緊急対策を行い、天然ガスの備蓄の補充に成功し、今後数カ月の冬に備えている。ところがエネルギーの需要は過去最大になる見通しだ。ドイツは2週間早めに天然ガスを最大容量の95%まで備蓄した。これは節目となる出来事だ。EU全体の天然ガス備蓄量は最大容量の92%に近づいており、11月1日までに80%という目標をはるかに上回っている。


 これは今冬の衝撃を和らげるかもしれないが、備蓄はいずれ使い終わる。専門家は、今冬が暖かくても寒くても、欧州の天然ガス備蓄は数カ月しか持たないと警告した。


   新たな供給が見られず、また既存の天然ガスの争奪が激化することから、2023年から24年の年末年始の冬は、欧州にとってより恐ろしいことになりそうだ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月24日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで