北京市生態環境局は4日、北京市の大気環境中のPM2.5年平均濃度が1立方メートルあたり30マイクログラムに低下し、前年に続き再び国家2級基準を満たしたと発表した。
北京市生態環境観測センターの劉保献主任によると、昨年の北京市の大気環境中のPM10の年平均濃度は1立方メートルあたり54マイクログラム、二酸化窒素は23マイクログラム、二酸化硫黄は3マイクログラム。全体的に低下傾向を保っており、全市の大気品質が持続的に改善されている。
観測データによると、北京市の昨年の大気品質優良日数は286日で、前年より横ばいとなった。通年の大気品質優良率は8割弱。うち1級優良日数は138日で、前年より24日増と大幅に増えた。重度汚染日数は3日のみで、前年より5日減少。
北京市は10年に渡り経済・社会を高品質で発展させると同時に、大気環境中の主要汚染物質の濃度を急低下させ、大気品質を全面的かつ大幅に改善した。北京市の2022年の大気環境中のPM2.5の濃度は13年比で66.5%低下、PM10は50.0%低下、二酸化窒素は58.9%低下、二酸化硫黄は88.7%低下。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月5日