中国が一方的に西側の英語圏に学生を送り込む日々はすでに過去と化した。今や中国は世界留学先ランキングで4位につけており、うち韓国、タイ、パキスタン、インドの学生が多くを占めている。英サイト「Open Democracy」が伝えた。

　多くの学生は過去3年に渡り、中国の感染対策の不確実性に苦しめられたが、最近の政策調整は留学生数が急速に回復する可能性を意味する。ツイッターで「#中国に戻ろう」というハッシュタグがあるように、留学生は学校に戻ることを待ちかねている。

　留学生は中国での留学について、就職の将来性、中国語の学習、文化的な「知識」の育成という3つのメリットを挙げた。

　一つ目に関して、例えば豪州もしくはカナダの大学の卒業生よりも、超大国に台頭する中国の方が大きなチャンスを提供するという。外国人は豪州やカナダなどで雇用主から差別され、その経歴にマッチする職を求めにくい。また、中国で祖国にない仕事を見つけることに自信があり、中国の経済成長がより多くのチャンスと賃金をもたらすという。

　二つ目に関して、多くの留学生は中国語を、祖国と中国の商取引における重要言語と見ている。中国語を理解し中国で留学することで、留学生は中国文化に溶け込み、中国企業とのビジネスを促進することを学べる。

　三つ目に関して、中国で留学することで未来の職業発展と関連する知識・技能・経験をマスターできる。中国経済の急成長を受け、留学生は貿易業界の秘訣、経済政策、管理・投資技能などの学習に興味を持っている。彼らにとって、中国の急成長は参考に値する。彼らは極力学習することで、これらの知識を国内に持ち帰り、祖国の経済成長に貢献しようとしている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月3日