張伯礼代表:人工知能技術を使った医薬伝統産業の改造を提案
「AI技術を全面的に採用すれば、スマート製薬は製薬企業に研究開発、生産、流通から末端の消費に至るまでの全チェーンの質の向上をもたらすことができる」。2023年の全国両会で、全国人民代表大会代表・中国工程院院士・天津中医薬大学名誉校長の張伯礼氏は、バイオ医薬製造の重大プロジェクトを立ち上げ、スマート製薬のコア技術と設備研究開発を支援し、バイオ製薬設備の発展を促し、バイオワクチンなどの防疫商品の緊急生産能力を重点的に高めることを提案した。
張伯礼代表は、スマート製造は製薬企業の品質管理の強化や品質リスクの削減だけでなく、効率の向上とコストの合理化も促すと分析した。
また、スマート製造システムは生産、品質管理、物流、マーケティング、労働力などの連携を通し、生産手段の最適化を実現し、生産効率を高めることができる。さらに、製薬企業の新たな運営モデルの形成も後押しする。生産・供給を行う川上の供給業者と川下の消費者を結びつけることで、製薬企業は大健康データや医療ビッグデータを合理的かつ効率的に利用し、より的確な開発方向と市場戦略を制定することができる。
陶璐娜委員:AIの活用はスポーツ人材の育成を後押しする
新人の中国人民政治協商会議委員で上海市射撃射的運動センター主任の陶璐娜氏は今年の両会で、「AIでスポーツ人材育成を後押しする」という提案をした。
レーザー射撃は近年国内で台頭している新たなハイテク競技で、伝統的な実弾射撃にない多くのメリットを有する。近年、多くの学校が射撃サークルを開設し、激しい光電気射撃競技を始める学生が増え、各省の少年体育学校も射撃競技の若い選手が多く育っていることに気がついた。自身のアスリート経験を振り返り、陶璐娜氏は、「アスリートとして、特訓期間は非常に短かった。AI技術を活用することで、スポーツ競技に適した優秀な若い選手を多く発掘することができる」と述べた。
陶璐娜氏は、「国家スポーツ事業の発展に引き続き関心を寄せ、スポーツ強国の建設に委員として貢献していく」と今後の活動に期待を寄せた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月8日