中国の新しい人口構造、人口流動の影響が顕著に

中国網日本語版  |  2023-04-19

中国の新しい人口構造、人口流動の影響が顕著に。

タグ:人口 流動 減少 出生率

発信時間:2023-04-19 15:36:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の人口が減少する中、各省の人口構造も昨年、変化が生じた。寧夏回族自治区と西藏(チベット)自治区を除く、全国31省のうち29省が昨年の人口状況を発表している。

 公表されたデータを見ると、常住人口数のトップ3は広東省、山東省、河南省のままで、29省のうち17省で人口が増加した。常住人口の増加が最も多かったのは浙江省(37万人)。出生数が最も多かったのは広東省(105万2000人)で、唯一100万人を上回った。19省の人口の自然増加率がマイナスで、河南省、山東省、甘粛省、安徽省、北京市、雲南省、陝西省の7省の人口の自然増加率が昨年、初めてマイナスに転じた。

 常住人口数が増加した17省のうち、江蘇省、湖北省、安徽省、山西省、重慶市、甘粛省、内蒙古自治区、雲南省、陝西省、四川省の10省の人口の自然増加率がマイナスだった。常住人口の増加が最も多かった浙江省の人口の自然増加率も0.04‰のみ。これは昨年に常住人口が増えた大半の省が、主に人口流入だったことを意味する。

 復旦大学人口研究所の任遠教授は澎湃新聞に、「中国が全体的に極めて低い出生率と人口減の段階に入る中、人口流動がある省及び地域の総人口の変動に及ぼす影響がより顕著になっている」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月19日

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