新華社記者 瀋伯韓撮影
ジャイアントパンダ「福宝」が12日、中国ジャイアントパンダ保護研究センター(以下「同センター」)の臥龍神樹坪基地で一般公開された。福宝は同日午前に獣舎からゆっくり出てきて、新しい家の庭を好奇心旺盛に眺め、あちこち嗅ぎ回った。飼育員が準備した筍、竹、人参などの餌を見つけ、食べ始めた。
福宝は今年4歳で、4月3日に韓国での生活を終え中国に戻った。福宝は一般公開される前に、輸送、隔離検疫、個体群への仲間入りなどに順調に適応した。全体的に生活が安定し、体調が良好だ。
福宝の獣舎には、約300平方メートルの外部運動場がある。この規模は自然の生態環境を想定しており、高い木や流れる水、さらには雲梯などの特殊設備があり、福宝に楽しむための空間を提供する。
観光客の唐盈さんは、「パンダのファンとして早めにチケットを購入し、わざわざ駆けつけ近距離で触れ合った」と大喜びで語った。同センターはより多くのファンの願いを叶えるためライブ配信を行い、福宝をお披露目した。臥龍神樹坪基地はさらに観光客数に基づき、福宝の獣舎の人数・時間制限の見学を適時行う。
同センターの魏栄平副主任は、「良好な生活の場と質の高い餌を提供する他、センターは専門技術チームを発足した。日常生活計画や献立を作り、行為訓練、身体接触、言語交流などにより福宝が新しい環境に慣れ、徐々にパンダ個体群の生活に溶け込めるようにした」と説明した。
飼育員の徐翔氏は福宝に触れる時に、よく指でその鼻にそっと触れ、友好的な姿勢を示し信頼を築く。「福宝は新しい環境にスムーズに適応しており、7-10日だけで四川省方言の発音に慣れた。いくつかの方言を理解できるようになり、故郷の竹を好むようになった」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月13日