米国のトランプ前大統領は、SNSアプリ「TikTok」の禁止を「絶対にしない」と述べた。米サイトが15日、伝えた。
トランプ氏にとってこれは重大な方針転換だ。2020年の大統領就任中にはこのアプリの禁止を試みていたからだ。
トランプ氏の今回の態度の変化には、若い有権者を集めようとする背景がある。彼らの多くがTikTokのアクティブユーザーだ。トランプ氏はこのほどTikTokを開始し、すでに600万人弱のフォロワーを獲得している。バイデン米大統領の選挙チームのフォロワー数は37万人余りのみ。
バイデン氏のチームは、TikTokを利用し若い有権者と接触する強い姿勢を示している。大統領であるバイデン氏本人は「国家安全の懸念」を口実に、TikTokを実質的に禁止する法案に署名した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月17日