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米国人選手のドーピング疑惑はうやむやにできず

中国網日本語版  |  2024-08-07

米国人選手のドーピング疑惑はうやむやにできず。

タグ:五輪 エリヨン・ナイトン ドーピング疑惑

発信時間:2024-08-07 14:38:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

五輪陸上選手エリヨン・ナイトンのドーピング問題は多くの疑問点が解消されておらず、広く懸念されている。これらの疑問点についてはより明確な答えが必要であり、うやむやにするべきではない。「環球時報」が伝えた。

米国反ドーピング機関(USADA)の説によると、ナイトンは今年3月26日のドーピング検査でトレンボロンの陽性反応が出たが、これは「汚染された肉を食べたことによるもの」であり、出場停止の処罰を行わないことを決定したという。ところがトレンボロンはよくある汚染物ではなく、瞬発力を高める効果があるが副作用も大きい。そのため多くの国が食用動物へのトレンボロンの使用を法律で禁止しており、世界ドーピング防止機構(WADA)の「使用禁止リスト」の中で非特定物質と明記されている。世界では近年、トレンボロンの陽性反応が数百回出ており、圧倒的多数が4年間の出場停止という基準に基づき処罰を受けているが、ナイトンだけが例外なのはなぜだろうか。この珍しいケースがナイトンに偶然生じたのはなぜか。

特にナイトンの件については、すべての検査結果がUSADAの言い分であり、その信憑性についてはWADAによる確認が待たれる。特に注意が必要なのだが、ナイトンの「無罪声明」はすでに過去の意図せぬ汚染に関する声明や報道と共に、USADAの公式サイトから削除されている。この一連の不自然な動きは憶測を呼んだ。USADAは本件への疑問と懸念に反応するべきだ。ナイトンは非常に疑わしい選手として、より厳しい反ドーピング監督管理を受けるべきだ。

米国は反ドーピング分野で長期的に「お前の検査はおれがやる、おれの検査は認めない」という横暴なスタイルで、国内の反ドーピング活動の手順と基準にばらつきが生じ、米国人選手のドーピングへの処理も極めて不透明だ。これはスポーツの巨大なブラックボックスを形成した。バンカWADA会長は先ほど、プロ及び大学のスポーツ選手を含む米国人選手の9割がWADAの関連条例を遵守していないと直接述べた。米国の反ドーピング機関が国内の選手による薬物乱用の監督管理を怠り、さらには意図的にかばっているのではと疑うことには完全な理由がある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月7日

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