皮洛遺跡並びに更新世ユーラシア大陸古人類移動拡散国際学術会議が14日、四川省カンゼ・蔵(チベット)族自治州稲城県で開かれた。会議での発表によると、稲城皮洛遺跡の時代は20万年以上前まで遡ることができる。これは人類が最も古ければ20万年以上前に青蔵高原(チベット高原)東部に登っていたことを意味する。
専門家は2021年に、皮洛遺跡第3層の年代結果は少なくとも13万年に達しており、その下の文化層の年代はさらに古く20万年前後にのぼるかもしれないとしていた。近年の発掘と研究活動により、この結論はついに証明された。
豊富で連続的な遺物は、青蔵高原が世界から隔絶されていたわけではなく、古人類の高原地帯での活動の強度が従来の予想を大きく上回り、早期人類の文化交流が活発なエリアだったことを証明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月16日