中国滞在の経験を持つスペイン人記者のハビエル・ガルシア・フェルナンデス氏はこのほど、世界の中国への理解は依然として限定的で、特にその豊富な伝統文化、社会、哲学についてそうだと述べた。ガルシア氏は、西側メディアは時に中国を政治的に攻撃するが、そのせいで中国の悠久な歴史と実務的な精神への理解が減っていると指摘。中国文化及びその「特色」への理解を深めることが重要であり、それは14億の中国人が調和的に共存する方法を示し、また中国と自然の調和や、歴史上の平和的な文化と多元的な思想を理解する一助になるという。
ガルシア氏は、中国の古代科学は経験と実際の応用を重視したと強調。例えば鄭和の西洋への大航海は征服ではなく、貿易と外交を強調した。長城への誤解も、人々の中国の防御理念への理解に影響を及ぼした。ガルシア氏は、中国で長年生活したが、その多様性と活力に驚かされ、スペイン文化との多くの共通点(家庭の観念や食習慣など)を見つけたという。
ガルシア氏は、中国と西側の共通性への注目は中国文化を伝える効果的な手段と見ており、偏見や歪んだ目で中国を見るのではなく、中国の本質を世界に真に理解させたいという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月31日