車用アロマやドライブレコーダー、さらには車載冷蔵庫や炊飯ジャーなど、自動車がますます家のようになってきた。特に多くの新エネ車オーナーは新車を飾ることを好む。

自動車メーカーは車を作るだけでなく、ぬいぐるみ、腕時計、日傘を販売する。多くの新エネ車ブランドが関連商品を販売している。ガソリン車と比べると、新エネ車は内装の空間が広い。そのけん引を受け、自動車メーカーは関連商品の開発に進出している。

小鵬の「MONA M03」は首枕、形状記憶背もたれ、サンシェード、香り付き収納ボックスなどを搭載。シャオミは車載イルミネーション、車載フロントガラスサンシェード、車載カラオケマイクなどを搭載。理想とOPPOは共同でカスタマイズ版腕時計を発表。これを装着すると、車に近づくだけで触れることなくロックを解除できる。

自動車の快適性や美しさへの需要が日増しに旺盛になっている。「夏のドライブで車載冷蔵庫は役に立つ。運転中に疲れたらいつでも冷えた飲み物や果物を楽しめ、スペースもそれほど取らない」羅さんはドライブ愛好家で、車載冷蔵庫の購入はコストパフォーマンスが高い消費体験となった。車載炊飯ジャーも多くのオーナーの移動中のパートナーになっている。天猫プラットフォームでの今年の車載炊飯ジャーの販売量の年平均増加率が1400％にのぼっている。

今や自動車は単なる足の代わりになるツールではなく、移動、レジャー、コミュニケーション、娯楽を集めた移動空間だ。またスマート化と透明化は自動車アフターマーケットの発展の流れだ。自動車サービスO2O（オンライン・ツー・オフライン）モデルがユーザーに新たな消費体験をもたらしている。

王さんの自動車メンテナンスアプリでは、カーナンバーを入力するだけでその車両の情報と過去のメンテナンス記録をチェックできる。プラットフォームはこれに基づき、ユーザーに正確な商品推薦とパーソナライズサービスを提供する（自動車用品の推薦やメンテナンスの注意など）。ユーザーはオンラインで用品の購入、メンテナンス、クリーニングなどのサービスを注文すると、オフラインの好きなチェーン店でそのサービスを受けられる。

自動車アフターマーケットは規範化を基礎とし、スマート化技術のエンパワーメントを利用し、サービスの高度化とモデル転換を徐々に実現している。消費者により専門的で便利で個性的なサービス体験をもたらしている。

専門家は自動車産業の電動化・スマート化・ネット化発展の流れを受け、マルチチャンネル・マルチ業態の自動車用品流通ネットワークを構築し、アフターサービスネットワークを持続的に最適化し、オーナーに規範的で便利な自動車メンテナンスサービスを提供し、消費者の自動車アフターマーケット及び用品への多元的な需要を満たすよう自動車メーカーに働きかけることを提案した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年10月31日