動力リチウム電池コンテナを満載した列車が19日午前、四川省宜賓港から出発し、上海市の金山衛西駅に向かった。四川省、重慶市、貴州省は同日、1本目の動力リチウム電池試験輸送専用列車を同時に発車させた。これは中国の鉄道による初の大規模動力リチウム電池試験輸送で、国産動力リチウム電池製品の世界流通を支える。
中国鉄路成都局集団有限公司の関係者は、「道路や水上での輸送と比べると、鉄道輸送は積載量が多く、期間が短く、安全性が高く、コストがちょうど良く、グリーンでエコロジーといった長所がある。今回の試験輸送の成功は、国内の動力リチウム電池の鉄道輸送モデルを構築する。今回の動力リチウム電池の初の鉄道輸送成功は、交通渋滞や悪天候などの予測不可能な要素によるバッテリーの供給の遅れを効果的に減らし、生産ラインがストップするリスクを大幅に下げることができる。さらに完成車生産の連続性と安定性をさらに高め、サプライチェーンの安全性と強靭性を高める」と述べた。
今回の鉄道試験輸送の開始は、世界のグリーンエネルギーサプライチェーンにおける中国の地位を高め、さらに国際的な生産能力の協力を促進する。中国の新エネ製品はより良く世界に進出できるようになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年11月20日