山東省青島市人的資源・社会保障局はこのほど、青島市初の「媽媽崗(ママポスト)」求人リスト(一)を発表した。
媽媽崗は新語ではない。これまで広東省、河北省、黒竜江などもこれを模索していた。青島が今回この求人リストを発表したことは、媽媽崗求人活動が新たな推進を迎えたことを意味する。
報道によると、青島市は媽媽崗の画期的な手法を積極的に採用し、フレキシブルに通勤・勤務でき、質が高く温もりある、子育て中の女性などに適した就職先を広く募集・発表している。
同リストを整理したところ、190人分の求人情報があることが分かった。飲食、家事代行、警備サービスなどの7社からのもので、アルバイト及びパートが中心だ。
山東省臨沂市沂河新区も11月20日に公告を発表し、社会から媽媽崗を募集した。
その内容によると、これらの就職先は勤務時間をフレキシブルに調整できる、子育て中の女性の在宅勤務に適したものとなっている。例えば、在宅カスタマーサービス、ライブコマース、手工芸品制作、セルフメディア創作など、家事と仕事を両立できる働き方だ。
また、勤務時間をフレキシブルに調整でき、労働の強度が適度で勤務環境が良好な、二連休や子どもの送り迎えなどの育児と家事に便宜を図れる専門技術、管理、販売、生産などの就職先を募集する。
メディアの論評によると、子育て中の女性にとっての媽媽崗は単なる就職先ではなく、自身への尊重であり社会から認められることだ。また媽媽崗の募集は企業の需要とも合致し、ウィンウィンとなる。これこそが、媽媽崗モデルが持続的に広がり発展するための重要な原動力だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月2日