「南水北調」東・中線1期プロジェクトが12日、全面的な通水から10周年を迎えた。プロジェクトは10年間で累計767億立方メートル超の水量を調節した。45の中・大都市の1億8500万人以上に利益をもたらした。
水利部の王道席副部長は同日、国務院新聞弁公室の会見で、「国家水ネットワークの主要枠組み及び大動脈である南水北調プロジェクトは、戦略面及び全局面で中国の水資源配置構造を最適化した。北方地区、特に黄淮海地区の水資源条件及び水資源受入能力を力強く改善した」と述べた。
王氏はさらに、「通水後、プロジェクトの年間水調節量は20億立方メートル以上から100億立方メートルまで増え続けた。南水北調はすでに、北京や天津などの北方の多くの都市の給水生命線になっている。北京市街地の給水の8割弱が南水で、天津中心市街地及び雄安新市街地の給水のすべてが南水だ。東線プロジェクトは山東省でT字型の給水大動脈を形成した」と続けた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月13日