2024中国農業農村科学技術発展フォーラム並びに世界農業研究ホットフロンティア・科学技術競争力成果発表会が12日、北京市で開催された。現場では「中国農業科学技術論文・特許世界競争力分析」(以下「分析」)などのシンクタンクによる成果報告書が発表された。
論文と特許は科学技術発展水準を示す重要な指標だ。「分析」は、論文と特許の最新データの統計を行い、かつ農業科学技術力という見地から中国、米国、英国、日本、オランダなどの世界の農業を代表する22カ国の競争構造を分析した。
「分析」によると、中国の農業科学技術論文の発表数、農業科学技術高被引用論文は世界一を維持し、農業科学技術主導型国際協力論文数は世界4位から1位に浮上。
国際競争を見ると、中国の農業の全体的な科学技術論文競争力指数と発表量は2018年に、農業科学技術高被引用論文は19年に米国を上回り、近年世界一を維持している。
特許にも同じく顕著な進歩があった。「分析」によると、中国の農業特許競争力指数は初めて2位から1位に浮上。中国の農業発明特許出願件数は19−23年に57万9200件で世界一をキープし、22カ国の合計の51.18%を占めた。中国の農業発明特許平均被引用数は1.28で、22カ国のうち1位。
中国の農業関連企業イノベーション指数は19−23年の間に46.85から49.04(満点は100)に上がった。うち23年は前年比4.01%増で、進歩が顕著だった。農業関連企業のイノベーション投入能力が着実に上がっているが、これは農業関連企業が徐々にイノベーション投入の主体になっていることを示すものだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月13日