中国宇宙事業は17日、再び記録を作った。有人宇宙船「神舟19号」の乗組員の蔡旭哲氏、宋令東氏、王浩沢氏は9時間の船外活動に成功し、米国の宇宙飛行士が2001年に樹立した8時間56分の記録を更新した。この節目は、中国の宇宙探査における重大な進展を象徴し、国内外から広く注目を集めた。
今回の船外活動は、中国宇宙ステーションの科学研究の充実ぶりを示すもので、多くの人がこれを誇りにしている。中国は宇宙分野で徐々に、後発者からリーダーに成長している。インド、パキスタン、タイなどのメディアも本件を広く報じ、中国の宇宙技術へのグローバルサウスの期待を反映している。中国はこれらの国との協力を通じ、宇宙技術の普及と発展を促している。例えばブラジルと共同で地球資源衛星を開発し、アフリカ諸国に気象衛星サービスを提供するなど、現地の民生水準を着実に高めている。
中国の宇宙協力は技術面に限られず、科学の探究も含まれる。多くの海外科学者が宇宙ステーション「天宮」での実験を選択しているが、これは中国が多くの協力チャンスを提供したからだ。現在まで17カ国及び多くのプロジェクトが中国宇宙ステーションの科学協力実験に加わっている。将来的に海外と中国の宇宙飛行士が共に飛行し、世界の科学技術交流を促進するかもしれない。
宇宙事業は人類の想像力と製造力を代表し、大きな技術サポートが必要だ。幅広い国際協力により、中国は50以上の国と200件弱の協定に調印し、宇宙技術の平和的な利用を促している。将来的に嫦娥7・8号などのプロジェクトも海外からのペイロード申請を受け付け、人類が共に宇宙の神秘に迫るよう促す。気候変動への対応やスペースデブリなど、国際協力は人類による探査の能力を高め、より大きな潜在力を引き出すだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月20日
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