買い替え政策により一般人は実益を手にしているが、淘汰される古い携帯電話、家電、自動車は「電子ゴミ」になるのではないか。中古品の回収処理は安全で、信頼できるのだろうか。
このネットユーザーの疑問は民生の新たな注目点であり、グリーンな発展の新業態でもある。中国資源循環集団有限公司の数日前の情報によると、中国資源循環携帯電話安全回収処理モデルプロジェクトの試験運転がすでに完了し、省都向けに携帯電話安全回収処理サービスの提供を開始した。消費者は「芯碎無憂」小程序(ミニプログラム)で注文できる。
携帯電話などのデジタル製品が国による補助の対象になると、上海市民の張さんは新型携帯電話を購入した。中古の携帯電話は自宅付近の回収店に預け、当日中に現地の廃電子製品分解処理資格を持つ企業に運ばれた。自動化仕分けラインでは、赤外線分光計が携帯電話の「全身検査」を行い、その金属含有量を分析する。「基板の銀含量は0.19グラム、銅は25.8グラム、パラジウムは0.015グラムで、再利用基準を満たす」基板が溶解炉に入ると、0.034グラムの金が徐々に析出した。同時にプラスチックケースが粉砕されペレットになり、パレットなどの木材・プラスチック複合材料製品の製造に使用できる。小型イヤホンは音響テストを経て補聴器工場に送られ、聴覚障害者による音の世界の再構築を支援する。この中古携帯電話はその他の新製品の原材料に「変身」し、人々の生活に再び進出する。
このような技術の変革と製品の転化は単なる一例ではない。国家発展改革委員会と商務部のデータによると、2024年の廃家電回収量は前年比14.83%増の63万トン以上で、廃家電規範化分解量は同20%以上の増加となった。廃車回収量は同70.7%増の787万2000台。
買い替えは回収及び分解量の増加をけん引したが、これらの中古品の回収に力を入れても割に合わないのでは、というより深いレベルの疑問がある。
ここからは計算を進めていこう。
![]() |
![]() |
![]() |