多くの北京移動及び聯通のユーザーは最近、携帯電話に5G-A電波が現れたことに気づいている。
5G-Aは5Gよりも容量、速度、遅延、測位、信頼性などの面で飛躍的に向上しており、より高速で質の高い通信体験をもたらす。さらに低コストで1千億規模のIoTを実現することが期待されている。
賽迪顧問通信産業研究センターの徐暢副総経理は、「5G-Aは5Gが6Gに向かう強化版で、その通信速度や遅延などのネットワーク能力は5G初期と比べ10倍の向上を実現する」と述べた。
専門家によると、中国の通信事業者は国内の31省で5G-Aテストネットワークを設置済みで、5000万人のユーザーをサポートできる見込みだ。同時に欧州、ラテンアメリカ、中東などの各地で検証を行った。
徐氏によると、5G-Aは「接続」から「没入型インタラクション」までを実現し、XR(クロスリアリティ)、ホログラフィック通信、クラウドゲームなどの没入型応用の普及をサポートし、車載ネットワークによるミリ秒レベルの道路状況フィードバックの実現を促す。緊急通信やリモート医療などの公共サービスの反応速度を大幅に上げる。
5G-Aの商用化は大手通信事業者にとって大きな変革といえる。中国移動は、今年は100億元弱を投資し5G-AのワイヤレスネットワークAI応用などの大規模展開をさらに拡大し、40万カ所以上の基地局のスマート化改修を実現すると発表した。中国電信は今年、5G-Aの各業界及びシーンにおける応用を促し、産業チェーンと協力し革新的な試行を実施する。中国聯通は今年、39の重点都市の中心市街地及び300以上の都市の重点シーンで5G-Aを開始し、かつIoT、車載ネットワーク、インダストリアルインターネットなどの重点シーンで導入する予定だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年5月8日
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