8日の午前には、胡錦涛国家主席のしたためた「民族団結宝鼎」の贈呈式が内蒙古博物院広場で行われた。中央人民政府が内蒙古自治区に宝鼎を贈り、曾慶紅国家副主席と共産党内蒙古自治区の儲波書記がともに除幕した。
丸い形の青銅製の鼎(かなえ)は重々しく威厳に満ちたもので、2つの鼎の耳の部分が高くそりあがり、3本の足がしっかりしており、鼎の胴体の表面には内蒙古の山や川、地理的特色およびウシやヒツジが群れをなす光景を表す精緻な文様が施されている。ウマの鞍(クラ)の形となっている鼎の耳と外見ウマのヒヅメに似た鼎の足はモンゴル族が競馬、弓術に秀でいることを象徴すると同時に、万事めでたく順調で、幸せな生活を送っていることを意味するものである。
「チャイナネット」2007/08/09