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ホームページ    第3章 宗教、人権、チベット、台湾
中国は公民の宗教信仰の自由の権利を尊重し、法律に基づいて人権を擁護しており、高い得票数で国連人権理事会のメンバーに選出され、世界の大多数の国が中国の人権状況の進展を高く評価した。青海・チベット鉄道の開通がチベット族の文化にとって脅威となることはなく、そればかりか、チベット族の人びとに豊かになる新たなチャンスをもたらすだろう。台湾当局は「脱中国化」を宣伝し、「台湾独立」の本質を余すところなく暴露している。台湾は中国の1つの省として、世界保健機関(WHO)に加盟する資格はない。香港復帰10年間の実践が示しているように、「1国2制度」の基本方針はまったく正しいものであり、香港の人びとは香港を円滑に管理する能力を十分備えている。
3-1 問 06年、米国は中国などを、その年の宗教の自由に関する世界の「特に注意すべき国」のリストに組み入れる考えを明らかにした。中国には「宗教信仰の自由が欠けている」と非難しているが、これをどう見ているのか。宗教信仰の自由の状況は一体、どうなのか。
答 米国が中国の宗教政策について何のいわれもなく非難し、ゆゆしく歪曲しているのは、国際関係の基本ルールに背くものであり、いかなる事実的根拠もない。われわれは米国が事実を尊重し、宗教などの問題を利用して中国の内政に干渉することを止め、中米両国の相互理解に役立つことは多くやり、役立たないことはしないよう求めている···
3-2 問 06年6月に開催された第1回国連人権理事会で、中国は高い得票数で同理事会のメンバーに選出された。これは中国にとって何を意味するのか。新しい人権理事会に対して、中国は何を期待しているのか。また、どんな努力を払うつもりか。
答 第1回国連人権理事会設けられた47議席のうち、中国は高い得票数でメンバーに選出された。これは中国の人権状況の進展と成果が世界の多数の国に認められたことを示すものだ。人権理事会の精神に基づけば、人権を尊重する国や人権状況が著しく進展した国しかメンバーになる資格がないからだ···
3-3 問 本部が米国にある「人権オブザーバー」が発表した「06年度の中国人権状況リポート」は、「政府がメディア、インターネット、学術界、弁護士に対する規制をさらに厳しくしている」ため、中国の人権状況は「著しく悪化している」との報告書をまとめた。事実はどうか。人権分野で起きている変化を一体、どのように見ているのか。
答 この組織が中国に対して行っているいわゆる「観察」は、もう何年にもなる。遺憾なことに、中国に対しては一貫して偏見があり、中国の人権状況に関するリポートは往々にして政治的な目的から出発しており、善意が目的ではない。内容は往往にして事実とかみ合わない。同組織が中国の人権状況の促進を本当に支援したいと思うなら、中国の人権分野での進展を正視し、「色めがね」をはずして、公平かつ公正な姿勢で中国に対処すべきだ。「人権オブザーバー」の出発点が人権問題を政治化、イデオロギー化させることにあるなら、中国の人権状況がいかに改善されたとしても、悪化していると思うだけだろう···
3-4 問 世界には「中国政府はチベット文化の抹殺を目指した『文化全滅』政策を実施している」とまき散らしたり、「青海・チベット鉄道はチベット族の文化と仏教文化にとって脅威となり、チベット人独特の生活様式は消えてしまう」と非難したりする人が一部がいる。これは事実的根拠があるのか。
答 こうした人が、米国ニューメキシコ州にあるインディアン文化の発祥地を訪れたことがあるかどうかは知らないが、そこにはいわゆるインディアンの伝統的文化が最も多く残されているという。だが、どんな場所に行っても、博物館か、でなければ遺跡に、口頭や文字による資料が比較的十分残っていた以外に、活きたインディアンの文化は少しも見られなかった。それに比べ、チベットでは、あるがままのチベット族の伝統的文化を到る所で感じ取ることができる···
3-5 問 ある時期、ダライラマ集団や一部の西側メディアは「中国が青海・チベット鉄道を建設するのは、チベットの鉱物資源を略奪するためだ」と言ったことがある。これをどう見ているか。開通後、漢民族とチベット族とでは結局、どちらが最大の受益者になったのか。
答 最近、外国ではこの問題がよく言及されている。これは、ダライラマ集団が長年にわたって言いふらしてきた「チベットは中国の一部ではない」という誤った理屈による、まったく道理のない偽りの命題である。中国人が自らの国土で資源を開発するのを、どうして略奪と言えるのか···
3-6 問 台湾民進党は、政権に就いて以来、とくに07年以降、一連の「脱中国化」の姿勢を相次いで見せている。大陸はこれをどう見ているのか。「台湾独立」勢力が打ち出す可能性のある極端の「台湾独立」の動きに対しては、どんな姿勢を維持しているのか。
答 ここ数年来、台湾当局の指導者は1つの中国の原則を受け入れず、「九二共同認識」を否定したり、「一辺一国」」(台湾と中国はそれぞれ別の国)といった分裂主義を主張したり、「脱中国化」や「台湾の名に正す」など、さまざまな「漸進的な台湾独立」活動を大々的に行ってきた。はては「台湾独立」のタイムテーブルを提出したことで、両岸関係をさらに発展させる基盤は著しく損なわれ、台湾海峡地域の平和と安全が脅かされることになった。台湾当局の指導者の分裂を主張する行為は、両岸関係を損なうだけでなく、台湾の社会と経済をも揺れ動かしている…
3-7 問 06年の第59回世界保健機関(WHO)の総会では、ごく少数の国が台湾住民の健康問題への関心を口実に出した、台湾当局の総会への出席を要請する10回目の提案が否決された。これは何を物語っているのか。WHOでの台湾問題に対する中国の原則的立場は、どのようなものか。
答 第59回WHO総会が、少数の国が画策した、台湾のオブザーバーとしての出席を求める提案を再び否決したのは、当然のことである。台湾当局の本来の目的は、衛生問題の名を借りて政治的目的を達成することにあり、「台湾独立」を主張するために国際舞台を求めているからだ。否決したことは、国際社会全体にこの問題について明確で幅広い共通の認識があることを示している···
3-8 問 香港が中国に復帰して、07年7月1日で10周年を迎えた。香港の発展は、政府が期待していたようなものだったか。「1国2制度」の政策の実施をどう評価しているか。今後の中国経済の発展で、香港はどんな役割を果たすのだろうか。
答 政府は1997年7月1日から、香港に対して主権を再び行使し始めた。百年にわたって世の転変を経てきた香港が祖国に復帰したことは、香港同胞がこの時から祖国に属するこの土地で真の主人公になったことを示すものだ。香港の祖国復帰はまた、「1国2制度」や「香港人が香港を管理する」、高度な自治といった偉大な構想が現実化されたことを示すものでもある···
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