1月23日、農歴竜年最初の日は、中国人にとって一年で最も盛大な伝統の祭日、春節である。春節を過ごすは、正月を迎えるとも言う。離れ離れになっていた肉親が集まって一家団欒。伝統的な美食はどうしても欠かせない。旧時、旧暦十二月に入りますと、人びとは慌しく年越し用食べ物の準備を始める。正月用品を買ったり、豚や羊の肉を用意したり、お豆腐を作ったり、包子(バオズ)や饅頭(マントウ)を蒸したり、モヤシを発芽させたりする。盛りだくさんの食べ物を前もって準備して新年を迎えるのだ。中華の美食は世界的にその名を知られ、数千年におよぶ食文化はまさに豊富多彩、各地によって食の風俗は異なるが、それぞれが異彩を放っている。北方では餃子を、南方の一部地区では「万年糧」(正月三が日まで室内に飾るもの)を食べる。ただ、すべての伝統的な飲食はいずれも「吉・利・福・喜・団欒」という思と無縁ではない。春節に運を開いて、新しい一年に幸運にめぐり合い、物事がうまく進むよう願うためなのである。ここで春節の飲食の風俗をご紹介しよう。美食を味わいながらどうぞ新しいお年を。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年1月11日