ロンドン五輪の開幕まであと1カ月となった27日、報道陣の取材活動拠点となるメーンプレスセンター(MPC)がオープン。大会中は世界各国の記者やカメラマン6千人以上が常駐する。中国国営の通信社「中国新聞社」(電子版)が報じた。
4階建てのMPCは、約3万1千平方メートルの施設で、大会中は世界各国の記者やカメラマンが集まる情報発信拠点となるほか、国際オリンピック委員会(IOC)やロンドンオリンピック組織委員会(LOCOG)などのスタッフの拠点ともなる。
LOCOGによると、MPCは52日間開放され、メディア関係者に24時間体制でサービスを提供。同期間中、食事48万食、飲料160万杯が提供されると見込まれている。また、全長200メートルの商店街には、郵便局やクリーニング店、薬局、スーパーなどが設置され、メディア関係者のニーズに応える。
LOCOGは、MPCは世界各国のメディア関係者に「マイホーム」感覚の空間を提供し、ここで用意されている最新のメディア設備を利用してオリンピックの模様を世界に発信してもらえるようしているとしている。
LOCOGのセバスチャン・コー会長は同日、「選手がロンドン五輪に参加するのと同じように、世界各国のメディア関係者もここで自分の生涯の中で、最も重要とも言える仕事をする。彼らがオリンピックの試合を生き生きと報道できるよう、我々は最新の設備を提供する。MPCは大会施設の中で最初にオープンした施設で、世界各国のメディア関係者がここで自分たちのエリアを設置することができる」と語った。
「人民網日本語版」2012年6月28日