ロシアは北京五輪で体操の金メダルを獲得できなかったが、ロンドン五輪では怪我から復帰したばかりの「天才少女」アリヤ・ムスタフィナが、スベトラーナ・ホルキナの後継者となり、世界選手権の段違い平行棒で金メダルを獲得したビクトリア・コモワ等と参戦する。アリヤ・ムスタフィナは2010年の世界大会で活躍し、平均台を除く全種目で金・銀メダルを獲得したが、怪我の具合に不安が残る。ビクトリア・コモワは、段違い平行棒で中国の何可欣とメダルを競うが、ベテランの何可欣はすでにピークを過ぎたとされている。
ルーマニアの体操チームは低迷期を経たが、名コーチのベラ・カロリーの手により復活を果たした。先ほどヨーロッパで開催された世界選手権において、ベテラン選手のカタリナ・ポノルとサンドラ・イズバサ、「超新星」と称されるラリサ・アンドレア・ヨルダケ等による女子チームは、アリヤ・ムスタフィナ率いるロシア女子チームから金メダルを奪取し、また金メダル4つ、銀メダル2つの成績でメダル獲得数トップになった。ロンドン五輪においてルーマニアは脇役などではなく、女子団体、平均台、自由演技で中国女子チームを脅かすだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月12日