中国疾病予防控制センター・国家タバコ規制弁公室は、2009年1月以降、すべてのタバコ製品のパッケージにドクロマークなどの警告表示を義務づけると発表した。これに対し多くの保護者や青少年専門家からは、ドクロマークは学生の好奇心を呼び、かえって喫煙につながると懸念の声が上がっている。「北京晨報」が伝えた。
中国疾病予防控制センター・国家禁煙弁公室は11日、タバコのパッケージに「腐乱した肺、ドクロの像、真っ黒な歯」などの警告画像を印刷することは「タバコ規制枠組条約」に定められており、諸外国では一般的な警告画像だと説明した。
一方、青少年専門家の趙翠萍氏によると、青春期前後の青少年の好みを10年近く分析した結果、この年齢層の青少年は、ドクロなどのホラー画像を、犬や猫といった一般的な動物の画像よりもはるかに好むことがわかったという。趙氏は「反抗心、好奇心、刺激の追求が、青春期の性格の特徴。タバコのパッケージに印刷されたドクロマークは彼らの興味を引きつけ、喫煙を助長するおそれがある」と懸念を表明する。
「人民網日本語版」2007年9月13日