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成都人のクリスマス、消費よりアイデア重視
発信時間: 2007-12-25 | チャイナネット

成都の不動産会社で働く王希伝さんは、今年のクリスマスも昨年と同じように、ガールフレンドとレストランで蝋燭(ろうそく)の光を見つめながらムード満点のディナーを楽しむつもりだった。彼女が彼の誘いをやんわりと断り、四川省の某ウェブサイトが募集した「クリスマス・カップルウォーキング」に熱心に彼を誘うとは夢にも思わなかった。

王さんは最初、彼女がわざと自分を試しているのかな、と思った。しかし彼女は、「クリスマスやバレンタインデーなど『海外の祭日』のレストランの食事は、普段と変わらないメニューなのに、蝋燭1本と赤ワインがつくだけで688元とか1888元とかに値段が跳ね上がるわ。クリスマスは、派手にお金を使うより、アイデアを凝らして過ごすほうがずっと素敵だと思う」と自分の意見を丁寧に説明した。

各店舗のクリスマス商戦に対して冷静な態度を取る若者は、王さんの彼女だけではない。成都では今年、多くの若いサラリーマンがクリスマス商戦ピーク期をわざと外し、価格が高くない時期に親しい友人たちとのレジャーを計画した。

成都玉林中学校に勤務する李教諭は、「山奥の貧しい村での教育支援活動から戻った同僚教師から、現地の子供達の多くの写真と感動的な教育支援の手記を見せてもらいました。都会に住む人々がクリスマスのご馳走を準備するお金で、多くの子供達を助けることができます。もちろん、『海外の祭日』の消費を一切やめようといっている訳ではなく、これらの祭日にお金を使い、お祝いするのと同時に、各人の奉仕精神をできる限り発揮して欲しいと望むだけです」と語る。

成都には、程度の差はあるが、顧客からの募金の提案に応える店もある。例えば一部のバーでは、クリスマス当日、顧客が空にした酒瓶を集めて現金に換え、それを貧困地区の希望小学校に寄付する。また、ある有名なインテリア店は、顧客がクリスマス・新年売り出し期間中にぬいぐるみを1個買うごとに、国連児童基金(ユニセフ)の中国基金に10元を寄付、それによって援助を必要とする子供達に教育を受ける機会が与えられる。

「人民網日本語版」2007年12月25日

 

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