中国衛生部の毛群安報道官は10日北京で、「冬と春は、鳥インフルエンザが多発する時期にあたるため、その予防や管理などをさらに強化させていくつもりだ」と述べた。

毛群安報道官はこの日開かれた記者会見で、「衛生省はすでに鳥インフルエンザを予防、管理するいくつかの対策を制定した。同時に、予防と管理に力を入れるよう地方レベルの衛生部門に要求した。また、農業省との協力を強化し、共同予防管理メカニズムを完備させる」と述べた。

毛報道官はまた、「去年12月始めごろ、東部の都市南京で発生した人感染例は、ウイルスに感染した家禽類と密接に接触したのが原因だと基本的に判断した。これは冬以降、中国で発生した初の人感染例となった」と述べた。

「中国国際放送局　日本語部」より　2008年1月11日