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中国の大雪害の原因は?
発信時間: 2008-01-30 | チャイナネット

新中国成立以来の稀に見る雪害が続いている。地球温暖化が進む中、なぜ中国ではこのような大規模な降雪と気温低下が生じるのか。中央気象台の孫軍・首席予報員は「最近の広範囲の大雨・大雪をもたらしている直接的な原因は大気循環の異常」と指摘する。

今年の大気循環の異常は、現在中部・東部赤道太平洋で発生している「ラニーニャ現象」とも関係がある。国家気候センターの李維京・副主任によると、気候変動の面から見て、現在中部・東部赤道太平洋の海面水温が低下しているのは、ラニーニャ現象の現れの1つだという。統計上も、強いラニーニャ現象が発生した年の冬と翌春は、中緯度の大気循環の経向度が高まり、寒気の活動が活発化し、中国北部・東部では気温が下がり、長江以北では降水量が増えやすくなることが示されている。

「人民網日本語版」2008年1月30日

 

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