貴州省民政庁は29日時点の統計で、同省の被災者が1265万4千人に達し、雪による死者が12人に上ったことを明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
貴州省では今月12日以降、50年ぶりの大雪に見舞われ、凍った道路で滑ったり、雪の重さで折れた木が落ちてきて死亡するなどの事故が相次ぎ、すでに12人の死者が出た。12人のうち、11人が農村部の住民、残りの1人は凱里市の住民だった。さらに、飲用水に困っている人が248万8200人、緊急に安全な場所へ移動した人が24万人出ている。
各級民政部門の救助機関では必死の救助活動が続いている。貴州省全域で29日までに自然災害救助資金7547万元(中央政府の3千万元、省政府の1509万元を含む)が投じられた。資金1315万元、穀物(食品)1660トン、石炭970トン、薬1万8850箱余り、インスタント食品162万個余りなど大量の生活物資が被災者200万2千人の待つ被災地に届けられた。
貴陽市市内区の一部の地域では30日、配電線路が雪による大きな被害を受け、広範囲にわたって一時停電となった。その後、南方電網貴州電網公司が復旧作業を早急に行い、30日17時には市内の電力供給は回復した。
「人民網日本語版」2008年1月31日
|