鉄道部が明らかにしたところによると、春節(旧正月)の予定を終えて都市部などに戻る鉄道利用客の数が10日は大幅に増加し、帰京ラッシュのピークは12~16日になる見込みという。今年は南部地域の大雨・大雪・氷結災害などの影響を受けて、春節連休後半の鉄道利用客の動きが鈍っており、Uターンラッシュのピークが例年より後ろにずれ込むとみられる。旅客数は現在、例年の水準を保っているが、切符の販売状況をみると、今後大幅に増加することが予想される。
鉄道部の要請により、各地の鉄路局は旅客の動きを把握するとともに、タイミングよく臨時旅客対応プランを発動して、ピーク時に柔軟な対応をしなければならない。特に武漢、成都、重慶、南昌、湖南などの重点地域では対応を十分に考えておく必要がある。各鉄路局は車両をフルに利用し、食堂車や貨物車を旅客用車両として用いたり、硬臥(二等寝台車)を硬座(二等普通車)として利用したりして、少しでも多くの旅客が乗車できるよう準備しなくてはならない。
10日の鉄道利用客数は399万人で、400万人にあと少しと迫った。同日運行した臨時旅客列車は553本に上る。
写真(1):昆明駅で改札を待つ旅客たち(11日)。昆明鉄路局はこの日旅客のピークを迎え、昆明駅の列車発着数は92本、利用客数はのべ18万1900人に達した。
写真(2):漢口駅の待合室(11日)。武漢市はこの日帰京ラッシュのピークを迎え、鉄道、空港、高速道路の利用客数はのべ50万人を突破した。
「人民網日本語版」2008年2月12日