中央テレビ台（CCTV）が1997年に製作したドキュメンタリー「ダライ・ラマ」は、青海省湟中県祁家川の農民の息子だったダライ・ラマ14世のテンジン・ギャツォ（丹増嘉措）がどうのようにダライ・ラマ13世の生まれ変わり（転生霊童）の候補者に選ばれ、14世のダライ・ラマに即位するに至ったか、またチベット仏教の緻密で厳格な修行を経て、いかにして西蔵（チベット）政教一致の封建的農奴制度の指導者となったかが描かれている。さらに、ダライ・ラマ14世が中国中央政府と「西蔵平和解放に関する協定」を締結後、1954年から1956年まで緊密な協力関係を保持したにもかかわらず、その後、どうして祖国分裂の道に走ったのかが記録された。このドキュメンタリーは今世紀30年代から50年代にかけて、中国西蔵で起こった歴史的な重大事件を反映し、チベット仏教のダライ・ラマの称号や、転生霊童制度の由来、同制度に関する歴史的成り立ちと宗教経典に含まれる内容が体系的に紹介されている。初公開の資料も多く、文献的な価値が非常に高いとされる。

動画はこちらから。 

1、ダライの生い立ち

 http://space.tv.cctv.com/act/video.jsp?videoId=VIDE1206425662922208

2、霊童探しの過程

http://space.tv.cctv.com/act/video.jsp?videoId=VIDE1206425831356394

｢人民網日本語版｣2008年4月7日