安徽省阜陽市政府によると、同市では3月以降789人の児童が手足口病EV71(エンテロウイルス71型)に感染し、19人が治療の甲斐なく死亡、204人が依然として入院して治療と経過観察を受けている。衛生部と安徽省の専門家グループの参加、指導の下で、同市衛生部門は治療や予防のための様々な業務を強化している。「新華網」が伝えた。
今年3月上旬に阜陽市のいくつかの病院に、発熱し口内や手足、臀部に発疹の出た患者が次々に運び込まれた。患者の何人かには脳や心臓、肺に深刻な影響が見られた。衛生部や安徽省、阜陽市の専門家による伝染病の調査や臨床診察、実験室での検査などで、エンテロウイルス71型による手足口病と診断された。
同病の流行以来、衛生部や安徽省衛生庁は原因調査のために速やかに専門家グループを阜陽市に派遣し、患者の治療や予防業務に全力を挙げている。同市委員会や市政府は予防業務指導チームを設立し、全市の医療システムから救急医療メンバーを選抜して定点病院に配置、乳幼児の呼吸器といった関連設備を調達し、治療の専門ルートを開設した。同時に疾病のモニタリングを強化し、学校や幼稚園、村の環境の衛生や飲用水、食品の衛生などを重点に整備と検査を行っている。
「人民網日本語版」2008年4月28日
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