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震源地へ通じる道路の復旧 水陸両面から |
発信時間: 2008-05-15 | チャイナネット |
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交通運輸部の翁孟勇副部長は14日昼、都江堰市の紫坪舗ダムから救援部隊のボートに乗り、震源地のブン川県に入った。指揮下の部隊は国道213号線の復旧作業に不休で取り組む。これと同時に、交通運輸部のボート約20隻も水路から被災地入りした。 (1)水陸両面から 四川大地震の発生後、四川省の交通担当局は作業員5000人余りと機械400台余りを道路の復旧作業に投じた。 交通運輸部道路司の戴東昌司長は「現在、機械は稼働を止めず、作業員は24時間持ち場を離れず、復旧作業は24時間中断することなく、震災救援活動、とりわけ苦しみにある人々を救うために、最大限の努力を尽くして時間を争い、条件を整えている」と話す。 すでに四川省内のすべての高速道路が正常な通行を回復し、成都、徳陽、綿陽、雅安など被災地の主要幹線道路も復旧した。陜西省、甘粛省、重慶などから四川省へ向かう幹線道路は滞りなく、被害の大きかった甘粛省内の幹線道路もほぼ復旧している。 交通運輸部は14日午前に水路からの救援を開始した。馮正霖副部長は「消防部隊のボートは午後には被災地の中心地帯に入ったが、船着場がないため震源地へは到達できず、町に上陸して徒歩で震源地へ向かうしかない。だが救援要員と小型機械の輸送には役に立つ」と述べた。 現在復旧作業は、震源地のブン川県を目指して、4方向・4路線から同時に攻略し、早期開通を果たすことに重点を置いている。
(3)極めて難しい作業
ブン川県を中心とする半径50キロ内の道路は険しい山間部にあり、損壊が激しい。「止まぬ余震、被災地の地盤の弱さ、作業できる幅の狭さなどから、復旧作業は極めて難しく、難関攻略の段階に置かれている」と交通運輸部の馮正霖部長は言う。「しかも、現場と外部とをつなぐ通常の通信システムもない」。
交通運輸部は、被災状況、必要な機器、補充すべき要員を重点的に把握するため、技術調査チーム5組を4ルートに派遣した。これらが打開されれば、復旧作業は大幅に加速する。 現場の報告によると、都江堰からブン川へは最も難しい段階に差しかかっている。繞バ道路では1万立方メートル以上の土石が路面を圧している。繞バ道路が復旧すれば、作業できる幅はいくらか広くなる。 理県からのルートは最も速く進んでいるが、難易度も非常に高い。高速道路ではなく、山間部の道路が中心だ。道路そのものの条件が悪く、道幅が8.5メートルしかない地点もあり、狭い場所での作業を強いられている。非常に大きな岩石が道を遮るが、被災地では爆破ができず、ブルドーザーのみの作業になるので、深刻な遅れが生じている。 「現在のところ、強力な機械は使えない。十分な機械があるし、十分な人員がいるが、作業にはブルドーザー1台しか使えない。他の機械は現場に運べず、1メートルずつ掘り進めていくしかない」と馮正霖副部長は言う。「4ルートから攻略すると同時に、主力を注ぐべきルートを決定するため、専門家チームが各ルートを徒歩で調査している。調査結果が出次第、決定した優先ルートに力を集中し、ブン川と外部をつなぐ道路を確保する」。 「人民網日本語版」2008年5月15日 |
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