中国審計(監査)署の劉家義・審計長は先日、四川地震の義援金や救援物資などに対する監査に対し、監査機関が介入し、全プロセスにおいて監査する予定だを述べた。「中国新聞網」が伝えた。
この新任の審計長は監査人員たちに対し、この度の監査において、具体的な方法においては慣例を破らなければならない、と指示している。また、監査状況は定期的に社会に公開しなければならない。この度の災害は突発的なため、その監査も時間が限られている。
四川省ブン川を震源地とする大地震が発生後、中央政府および各級の地方政府は、救済のための多額の資金を交付、また、国内外からの義援金や救援物資も膨大だ。各界は、これらの管理や使用状況に対し非常に関心を持っている。
劉・審計長は、この度の監査を行うにあたって、義援金や救援物資の迅速な分配を保障しなければならない。また、健全な内部管理制度の構築を推進し、義援金や救援物資を、被災者に対し、迅速かつ合理的に、また規範的に分配し、社会の疑惑を招くことがないよう保障しなければならない。
劉・審計長はまた、「業務の方式や方法に注意し、監査機構の業務の妨げになることがあってはならない。気がついた問題点には、十分に調査を行い、業務の品質を保証しなければならない」と述べている。
「人民網日本語版」2008年5月22日 |